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CIFSか metaSANか Windows共有の得失とmetaLANの得失

【マルチパス機能とは?】

マルチパス機能とは、XserveやMac Proに複数のポートを持つHBAを装着し、ポートフェイルオーバーや、コントローラフェイルオーバー機能を持つストレージと接続することにより、エンタープライズクラスのマシンにすることです。
マルチパス機能は、個々のストレージボリュームに対して複数のアクセス可能なパスを設定することで、高いパスフェイルオーバー機能をサポートすることができ、OS X搭載マシンで高いシステムの可用性を実現することができます。
Apple 社がリリースするTechnical Note TN2173によると、マルチパス機能は、OS X 10.3.5からOSに実装され、デフォルト設定となっていました。

【OS Xに実装された最新のマルチパス】

Xserve RAIDには2つのコントローラが物理的には搭載されていますが、周知の通り、Xserve RAIDに搭載された14台のドライブに関しては、1つのコントローラが7台のIDEドライブをサポートするだけで、万一、コントローラや、FCのパスに障害が発生した場合に片側7台のHDに収納されたデータへのアクセスはその時点で停止することになります。したがって、OS Xに実装された最新のマルチパスのメリットはXserve RAIDでは全く活かすことができないことになります。

【OS X とSAN ストレージ】

一方、OS Xではストレージに関してターゲットデバイス*レベルでマルチパスをサポートしており、LUN**レベルではサポートしていません。この方法はApple 社のユニークな方法で、業界標準のディバイスサポート方式とは異なります。結果的には通常のストレージをサードパーティー製のHBAに接続しても、このターゲットディバイスとしてホストから認識されません。ただ、Apple社HBA(LSI製)を介することにより、認識させることは可能ですが、 Apple社のHBAはエンタープライズ用SANスイッチとしてよく利用されるBrocade社 SilkWormのSANスイッチから認識されません。
* はホストがイニシエータとなり、ストレージデバイスに対してホスト内で定義されたターゲットIDを与えられます。
** LUNはRAID装置で内で作成された論理的ボリュームで完全にユニークなID(WWWN)が与えられます。

【システムの可用性】

以上の様な制限を回避する為に、Xyratex社はATTO Technology社と提携、Apple社のターゲットデバイス方式でのマルチパスにストレージとしてXyratex社製RAID装置を認識させることができるようになりました。勿論、Xserve や、Mac ProのFC1ポートと1対1の接続から下図に示す様な複数のMac ProとXyratex社のストレージ装置をHBA、FCケーブル、コントローラ等を冗長化させるエンタープライズクラスのシステムの可用性を実現することができます。

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【 概要 】

XRSストレージは、Apple社のターゲットディバイス方式でのマルチパスにストレージとしてRAID装置を認識させ、HBA、FCケーブル、コントローラ等を冗長化させるエンタプライズクラスシステムの可用性を実現することが可能です。

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【 構成 】

 

Mac マルチパス構成

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